【10月27日 AFP】世界保健機関(WHO)は26日、新型コロナウイルス緊急委員会の定例会合の結果を発表し、同ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の収束には程遠いとして次世代ワクチンなどの研究を呼び掛けた。

 緊急委は22日に4時間にわたるオンライン会合を開き、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種が広がり、治療も進んでいることで進歩は見られるものの、現状と今後のモデルを分析したところパンデミックは収束から程遠いことが示された」と結論付けた。

 その上で「パンデミックを長期間抑制するために」再利用可能なマスクや次世代ワクチン、診断方法や治療法などの研究を進めるよう呼び掛けた。

「マスク着用と対人距離の確保、手指消毒、室内換気の改善は、引き続き新型コロナウイルスの感染を抑える上で重要だ」と強調した。(c)AFP