【10月27日 AFP】カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は26日、先月の総選挙の結果を受け、内閣改造を実施した。各国首脳が英グラスゴーに集う国連(UN)気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)を数日後に控える中、新環境・気候変動相には気候変動問題の元活動家として知られるスティーブン・ギルボー(Steven Guilbeault)氏が就任した。

 ギルボー氏は、カナダ有数の環境保護団体であるエキテール(Equiterre)を設立。グリーンピース(Greenpeace)などの団体でも幹部を務め、2001年には京都議定書(Kyoto Protocol)の批准を訴えるためトロントのCNタワー(CN Tower)に登り話題を呼んだ。19年に国会議員に初当選し、第2次トルドー内閣では民族遺産相を務めていた。

 新内閣ではこの他、組織内での性的暴行疑惑に揺れる軍を率いる新国防相にアニタ・アナンド(Anita Anand)公共サービス・調達相が、新外相にはメラニー・ジョリー(Melanie Joly)経済開発相兼公用語相が就任した。(c)AFP