【10月27日 AFP】米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は26日、米製薬大手ファイザー(Pfizer)が開発した新型コロナウイルスワクチンの5〜11歳に対する使用を勧告した。同年齢層への接種は今後、FDAの正式承認を経て、11月中旬までに始まる見通し。

 専門家から成る諮問委員会は、接種によるメリットはリスクを上回ると結論。委員の一人は、副反応として懸念されている心筋炎について、投与量が12歳以上の30マイクログラムから10マイクログラムに抑えられたことから、リスクは非常に低いとみられるとの見解を示した。

 だが複数の委員は、学校全体に対するワクチン接種義務化は推奨せず、接種を受けるかどうかは各家庭の判断にゆだねるべきだとした。(c)AFP