【10月27日 AFP】英王室は26日、エリザベス女王(Queen Elizabeth II、95)が、今月末にグラスゴーで開幕する国連(UN)気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)を欠席すると発表した。女王は先週、一晩入院しており、医師から「安静にするよう助言」を受けてCOP26欠席を決めたとされる。

 王室は、女王が11月1日に開催されるレセプション出席のために予定していたグラスゴー訪問の中止を「残念ながら決めた」と説明。「集まった代表者に対し、録画した動画メッセージであいさつする予定」とした。

 女王は今月初旬に多忙な公務をこなしていたが、先週、医師の助言を受け北アイルランド訪問を中止。20日には「予備的な診察」のためロンドンの私立キング・エドワード7世病院(King Edward VII's Hospital)を訪れ、そのまま病院で一夜を過ごした。入院は2013年以来で、王室による発表が遅れたことや、女王が高齢であることから、健康不安説が浮上。ただ、26日には公務を再開していた。(c)AFP