【10月27日 Xinhua News】中国青海省(Qinghai)気象科学研究所は、9月末現在の衛星リモートセンシング観測データにより、青海湖の面積が前年同月比36・8平方キロ増の4625・6平方キロとなり、2004年以降で最大に達したことを明らかにした。同湖の面積は04年から増え続けており、17年間で累計381・1平方キロ増加した。

 同研究所スタッフの趙慧芳(Zhao Huifang)氏は、青海湖の面積が増えた主な要因として降水量の増加を挙げ、同湖エリアの生態保護事業も積極的な役割を果たしたと述べた。

 気候や人為的活動など、さまざまな要因の影響を受け、青海湖は一時、面積が減少し、平均水位も下がり続け、04年には面積が4244・5平方キロにまで減った。

 青海省では同湖エリアの生態保護を強化するため、08年から10年間にわたる「青海湖流域生態環境保護・総合管理計画」を開始。プロジェクトの総投資額は15億6700万元(1元=約18円)に上った。(c)Xinhua News/AFPBB News