キリオスがデ杯メンバー外に デミノーが豪をけん引
発信地:シドニー/オーストラリア
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【10月26日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2020-21)決勝ラウンドに向けたオーストラリア代表のメンバーが26日に発表され、ニック・キリオス(Nick Kyrgios)が選出外となり、世界ランキング32位のアレックス・デミノー(Alex De Minaur)がチームをけん引することになった。
26歳のキリオスは世界ランクで91位に沈み、規律の欠如やチーム首脳陣との対立によってデビスカップでキャリアを築けていないが、同国で最も優れた選手だと広く目されている。
オーストラリアを率いるレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt)監督はメンバー発表に際し、キリオスの不在については触れず、来月イタリア・トリノ(Turin)で同国が直面する課題に焦点を当てた。
四大大会(グランドスラム)で2度の優勝を誇るヒューイット監督は、「選手たちとまたデビスカップの決勝ラウンドに戻れるのを本当に楽しみにしている」とコメントした。
「選手選考は決して簡単ではない。ここ3、4年で非常に安定しており、トッププレーヤーとしての地位を確立したわれわれのナンバーワンプレーヤーであるアレックス・デミノーがチームをけん引することになる」
計18か国で争われる今年のデビスカップ決勝ラウンドはトリノのほか、スペインの首都マドリードとオーストリア・インスブルック(Innsbruck)で来月25日から12月5日まで開催される。(c)AFP