【10月26日 Xinhua News】中国山西省(Shanxi)は22日の記者会見で、このところの降雨災害により、貧困を脱却した43万4400人が被災したと明らかにした。被災現場では支援活動が進められているという。

 同省郷村振興局によると、教育、医療、住宅の保障状況と飲料水の安全、貧困脱却産業などの被災状況の調査により、46の貧困脱却県の2750カ村、43万4400人の被災が確認され、1363世帯3179人が新たにモニタリング対象となった。

 同局は現在、支援活動に積極的に取り組んでいる。中央財政からの資金6428万元(1元=約18円)を災害復旧に充てるとともに、被災者の生活再建に向けた資金需要が速やかに解決されるよう金融機関との協力も進めている。保険機関に対しては、補償の質的向上と早急な保険金支払いを求め、農家の負担軽減を図る。太陽光発電による貧困救済事業の今年の収益18億元も復旧事業や公益事業就労者の賃金に優先的に充てるとしている。(c)Xinhua News/AFPBB News