【10月25日 AFP】軍部隊による「クーデター」が起きたとされるスーダンで25日、民政移管を担ってきた統治評議会の議長で軍出身のアブドルファタハ・ブルハン(Abdel Fattah al-Burhan)氏が、暫定政府と同評議会の解散を発表し、全土に非常事態を宣言した。

 この数時間前には同国情報省が、首相を含む、暫定政府および統治評議会の文民メンバーの大半が拘束されたと発表していた。

 ブルハン氏は、「民政移管」に向けた尽力を強調。その上で、「国家運営能力のある」政府を樹立する意向を示した。また、最高裁判所をはじめとする国の機関の設置を約束した他、先に調印した国際社会との合意を引き続き順守していくと述べた。(c)AFP