【10月25日 AFP】女性ドライバーのみのモータースポーツ選手権、Wシリーズ(W Series)は24日、米テキサス州オースティン(Austin)で最終第8戦が行われ、ベローチェ・レーシング(Veloce Racing)のジェイミー・チャドウィック(Jamie Chadwick、英国)が優勝し、2019年に続き年間女王に輝いた。

 チャドウィックは同じサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(Circuit of The Americas)で行われた前日の第7戦も制しており、再び強さを示した。

 今季8戦で4勝を挙げたチャドウィックは、レーシングX(Racing X)のアリス・パウエル(Alice Powell、英国)を抑えて年間女王のタイトルを再び手にした。

 フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するウィリアムズ(Williams)の開発ドライバーでもある23歳のチャドウィックは、2年前に初代女王に輝いたが、昨年のシリーズは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で中止となっていた。

 Wシリーズについては議論があり、一部のドライバーは本来男女別でないモータースポーツにおいて歓迎できないある種の差別だとし、代わりに既存のレースに参戦している若手女性ドライバーを支援すべきと声を上げている。(c)AFP