【10月24日 AFP】コロンビア政府は23日、同国最大の麻薬密売組織「クラン・デル・ゴルフォ(Gulf Clan)」の首領で最重要指名手配犯の一人「オトニエル(Otoniel)」ことダイロ・アントニオ・ウスガ(Dairo Antonio Usuga)容疑者(50)を逮捕したと発表した。

 エミリオ・アルチラ(Emilio Archila)大統領顧問がツイッター(Twitter)で明らかにした。

 ウスガ容疑者は、パナマ国境に近いクラン・デル・ゴルフォの主要拠点の一つ、ネコクリ(Necocli)で逮捕された。

 コロンビアは世界最大のコカイン輸出国。イバン・ドゥケ・マルケス(Ivan Duque Marquez)政権にとって、麻薬取り締まりにおける大きな勝利となった。

 ウスガ容疑者は2012年、警察に殺害された兄弟のフアン・デディオス(Juan de Dios)の後を継ぎ、クラン・デル・ゴルフォの首領となった。

 米国は同容疑者の逮捕につながる情報提供者に報奨金500万ドル(約5億7000万円)を出すとしていた。(c)AFP