【10月24日 AFP】21-22アルペンスキーW杯は23日、オーストリア・ゼルデン(Solden)でシーズン開幕戦となる女子大回転第1戦が行われ、ミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)がW杯70勝目を挙げた。

 シフリンは1本目トップのララ・グートベーラミ(Lara Gut-Behrami、スイス)に0秒14差で競り勝った。昨季の総合女王ペトラ・ブルホバ(Petra Vlhova、スロバキア)が1秒30差の3位に入った。

 開幕戦ではシフリンを含めて米国選手4人が25位以内に入っており、シフリンは、五輪シーズンに米国勢の間で高いレベルの争いが行われていることが、自分の限界を引き出す要因になっていると話している。

「チームメートが非常に速い滑りをしているから、自分も追い込むことができている。おかげで本当にいい準備ができて、最高のシーズンのスタートを切れた」

 1本目ではグートベーラミに0秒02及ばなかったシフリンだが、絶好のスキー日和に恵まれた中で、2本目は完璧な滑りを見せた。大回転の勝利は、2020年12月のフランス・クーシュベル(Courchevel)大会以来となった。

 シフリンはユーロスポーツ(Eurosport)に対して「力強いシーズンのスタートを切ることが大切」と話し、「とてもうれしい」と喜んだ。「きょうは滑っていて楽しかった。言葉では言い表せないくらい、コースを滑っていて素晴らしい感覚だった」

 女子のW杯はこの後少し時間が空き、再びオーストリアのレッヒ(Lech)で11月13日に行われるパラレル回転で再開する。(c)AFP