警察官の女、保険金目当てで親族ら6人殺害 南ア裁判所
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【10月23日 AFP】南アフリカの裁判所は22日、警察官の女が殺し屋を雇うなどして親族5人と交際相手の男性の計6人を殺害し、多額の保険金を受け取ったとの判決を下した。
判決によると、ローズマリー・ヌドロブ(Rosemary Ndlovu)被告(46)は2012年から2017年にかけ、親族に生命保険や葬儀保険を掛けた上、いとこ、姉妹、めい、おい、もう1人の親族、交際相手の殺害を計画。
検察は、一連の犯行はヌドロブ被告によるもので、被害者全員の殺害状況に共通するパターンと事実が確認されたと指摘した。
被告は推定140万ランド(約1000万円)の保険金を受け取り、自身の母親ともう1人の姉妹への犯行に及ぶ前に逮捕された。
裁判所は、ヌドロブ被告が数人の殺し屋を雇って姉妹以外の5人を射殺、もしくは撲殺させたと認定した。姉妹については、被告自身が紅茶に毒物を入れ、効き目がないと知って絞殺したとしている。
ヌドロブ被告は公判中、一貫して罪を否認していた。
被告は別の姉妹の自宅に放火する計画を立てていたが、殺し屋の一人が警察に通報したことで2018年に現行犯逮捕された。
量刑は来月初旬に言い渡される予定。(c)AFP