【10月23日 AFP】21F1第17戦米国GP(United States Grand Prix 2021)は22日、フリー走行が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がメルセデスAMG(Mercedes AMG)の世界王者ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を「くそばか野郎」と呼ぶなど、両者がヒートアップする場面があった。

 フェルスタッペンはフライングラップに挑もうとした際、総合タイトルを争うハミルトンに内側からパスされて激怒。コースの外に押し出されそうになったフェルスタッペンは譲る形となり、ステアリングを握っていた右手中指をハミルトンのマシン後方に向かって突き立てた。

 さらにチームの無線でハミルトンのことを「くそばか野郎」と呼んだフェルスタッペンは、その後も落ち着きを取り戻せなかった様子で、結局全体8位のタイムでフィニッシュした。

 それでも、セッション後のフェルスタッペンは比較的慎重な態度を示し、「とにかくトラフィックがひどかった」とコメント。ハミルトンとのトラブルについては「みんなそれぞれラップを刻むところだったから、あそこで起きたことは少し理解できない」と困惑した様子で話した。

 それでもレッドブルは、メキシコ人ドライバーのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が全体トップの1分34秒946を計測し、午前のセッションでメルセデスに大きく後れを取っていたことを踏まえれば、午後は完全に悪い結果ではなかった。

 ドライバーズ選手権では、首位のフェルスタッペンが2位のハミルトンに6ポイント差をつけている。(c)AFP