【10月22日 AFP】ラグビーオーストラリア代表の主将マイケル・フーパー(Michael Hooper)は22日、日本代表との試合を翌日に控え、危険な選手がそろったブレイブブロッサムズ(Brave Blossoms、日本代表の愛称)は侮ってはいけない「本物」のチームだと警告した。

 スコットランド、イングランド、ウェールズと対戦する欧州遠征を前に、大分で日本とテストマッチを行うワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)は、今年の南半球4か国対抗戦ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2021)でW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)王者の南アフリカに2勝した後、アルゼンチンにも2連勝して4連勝中となっている。

 しかし、代表115キャップのベテランで、今年は日本のトヨタヴェルブリッツ(Toyota Verblitz)でプレーもしたフーパーは、チームはテストマッチ5連勝を目指すだけだと強調。「成長を続けることが重要だ」とし、「これらの相手を倒すために必要な仕事に集中した結果が勝利となる」と語った。

 日本はジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)ヘッドコーチ(HC)の下、2019年のW杯で8強入りを果たし、今年のブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)戦でもめざましいパフォーマンスを披露した。

 フーパーはそれこそが日本の実力を示していると話し、「彼らはハイテンポなゲームをする。ボールインプレーの時間を延ばし、試合を大きくかき回そうとする」と指摘。「日本はかなり優れた選手を擁していて、機動力がある。そのスピードを封じ込め、彼らが嫌がるスペースに追いやるのは至難の業だ」と続け、「彼らは本物だ。日本はチーム全体に脅威がそろった堅実なチームだ」と警戒した。

 日本戦に臨むオーストラリアの登録メンバーは以下の通り。

先発メンバー:ジェームズ・スリッパー(James Slipper)、フォラウ・ファインガア(Folau Fainga'a)、タニエラ・トゥポウ(Taniela Tupou)、イザック・ロッダ(Izack Rodda)、マット・フィリップ(Matt Philip)、ロブ・レオタ(Rob Leota)、マイケル・フーパー、ロブ・バレティーニ(Rob Valetini)、ニック・ホワイト(Nic White)、クエイド・クーパー(Quade Cooper)、アンドリュー・ケラウェイ(Andrew Kellaway)、ハンター・パイサミ(Hunter Paisami)、レン・イキタウ(Len Ikitau)、トム・ライト(Tom Wright)、リース・ホッジ(Reece Hodge

リザーブメンバー:コナル・マキナニー(Connal McInerney)、アンガス・ベル(Angus Bell)、アラン・アラアラトア(Allan Alaalatoa)、ダーシー・スウェイン(Darcy Swain)、ピート・サム(Pete Samu)、タテ・マクダーモット(Tate McDermott)、ジェームズ・オコーナー(James O'Connor)、ジョーダン・ペタイア(Jordan Petaia

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