【10月21日 CGTN Japanese】中国科学院は19日、中国の無人月探査機「嫦娥5号(Chang'e-5)」が持ち帰った月のサンプルを分析したところ、約20億年前にできた玄武岩がみつかったと発表しました。

「嫦娥5号」は昨年12月、月面で1731グラムの物質サンプルの回収に成功しました。これまでの調査では、月の火山活動は28億~29億年前にほとんど停止したと考えられていましたが、地球に持ち帰ったサンプルを分析したところ、約20億年前の火山活動でできた玄武岩が含まれていたことが判明しました。年代が特定できた月のサンプルとしては最も新しく、月で火山活動がこれまでの想定よりも最近まで続いていたことを示す証拠だとしています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News