【10月21日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は20日、18歳のアンス・ファティ(Ansu Fati)との契約を2027年まで延長したと発表した。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)のディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)戦に1-0で勝利した直後、バルセロナはファティとの契約を「2027年6月30日まで」延長することで合意し、「契約解除金は10億ユーロ(約1330億円)に設定された」と発表文の中で記した。

 約1年の離脱を強いられた膝のけがから先日復帰したファティは、スペイン代表MFのペドリ(Pedro Gonzalez Lopez 'Pedri’)と共に、台頭著しいバルセロナの若手の中でも最も素晴らしいタレントとして広く知られている。

 バルセロナは発表文の中で、ファティを「サッカー界で現在最も話題になっているタレントの一人」で「最も輝かしい未来が約束された選手の一人」と評した。

 この夏、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に移籍したリオネル・メッシ(Lionel Messi)から背番号10を受け継いだファティの復帰は、ここ数週間チームのムードを高めている。

 31日に19歳の誕生日を迎えるファティは、コンディションを万全なものに整えている段階で、おそらくは本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で今週末に行われるレアル・マドリード(Real Madrid)との「エル・クラシコ(El Clasico)」で先発起用できるよう、ディナモ・キエフ戦は途中出場となった。

 ファティはバルセロナで公式戦48試合に出場し、15得点を挙げている。(c)AFP