【10月21日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長は20日、12月20日に予定されているFIFAのグローバル・サミットに間に合うよう、物議を醸しているW杯(World Cup)の隔年開催案に関して意見の一致を目指すつもりだと述べた。

 インファンティーノ会長によれば、この案については世界のあらゆる地域で白熱した議論が展開され、かなり対照的な意見が出ているという。

 それでも会長は、12月末にオンラインで開催されるグローバル・サミットを前に妥協点に達することは可能だと思うと語った。

 同連盟の主要な意思決定機関であるFIFA評議会での会合を終えたインファンティーノ会長は、スイス・チューリヒでの記者会見で「意見の一致に達すること、それが一番の目標でなければならない」と語った。

 クラブと代表チーム、国内リーグと国際大会の間でさまざまな利害関係が問題になっていることを考慮すれば、FIFAが積極的に推進しているW杯の開催周期を4年から2年に縮める案は扇動的な話題となっている。

 インファンティーノ会長はまた、これまでのところFIFAは加盟協会にこの案に賛成かどうか尋ねておらず、サッカー界の未来についての議論を引き起こすために提案したにすぎないと強調した。

「正当な批判をいくつかいただいている。一方で、情熱的な意見もたくさんもらった」

「われわれが状況を変えるのは、全ての人にとってそれが有益になると完全に確信した場合のみだと私は最初から言っている。だから意見の一致は可能だと本当に信じている」 (c)AFP/Robin MILLARD