【10月20日 AFP】英高齢者向け月刊誌「オールディー(Oldie)」は19日、エリザベス女王(Queen Elizabeth II、95)が自らは受賞基準を満たさないとして、同誌が高齢者をたたえて贈る賞を辞退したと発表した。

 同賞は4月に亡くなった女王の夫フィリップ殿下(Prince Philip)や、女王の母も受賞している。

 オールディー誌は7月、英王室に書簡を送り、女王の受賞の意思を尋ねた。しかし、スコットランドのバルモラル城(Balmoral Estate)から8月21日付で届いた返信では、女王の私設秘書であるトム・レイングベーカー(Tom Laing-Baker)氏が女王の辞退を次のような言葉とともに伝えた。

「女王陛下は、人の年の取り方はその人の気持ち次第だと考えています。それゆえ、女王はこの賞を受けるにふさわしい基準を自分が満たしているとは考えず、よりふさわしい受賞者が見つかるよう願っています」 (c)AFP