【10月19日 AFP】4年前に接近禁止命令違反で実刑判決を受けていたドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のDFリュカ・エルナンデス(Lucas Hernandez)が、18日にスペイン・マドリードの裁判所に出廷した。

 これにより同選手は、異議申し立てが受け入れられなければ28日までに「自主的に」刑務所に入ることになる。

 2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)で優勝したフランス代表の一員であるエルナンデスとパートナーのアメリア・ロレンテ(Amelia Lorente)さんは2017年2月、ドメスティックバイオレンス(DV)で実刑判決を受けた。

 両者はどちらも相手を訴えることはなかったが、スペイン検察によって起訴され、接触禁止命令を受けていた。しかし25歳のエルナンデスは、これを守らなかったとして2019年に禁錮6月を言い渡され、異議を申し立てていた。

 再犯であるという理由でこの申し立てが却下されたことが今回の召喚につながった。

 裁判所の発表文によれば、収監命令を通知するために裁判所に召喚されたエルナンデスは「召喚日より1日早い本日(月曜日)の11時30分に自主的に」出廷したという。

 さらに「自主的に刑務所に入るまでの10日の期間」は、18日に始まり「10月28日」に終わりを迎えると裁判所は付け加えた。(c)AFP