【10月19日 CGTN Japanese】第130回中国輸出入商品交易会(広交会)が広州(Guangzhou)で開かれています。今回の広交会に出展されたジャガイモを加工したエコ野菜トレーが、2021年輸出商品設計賞の最高賞・至尊金賞に輝きました。

 このトレーは、スーパーマーケット向けのもので、完全分解されたジャガイモやでんぷん、亜麻の繊維で作られています。適した自然環境の下、180日間で全部自然に分解でき、気温の高い広州では70日間ぐらいで全部分解できます。大量の使用済みトレーは自然堆肥法を通じて、適切な環境で有機肥料に転化でき、環境に二次汚染をもたらすことはありません。

 紙ストローも注目されています。広州のある包装製品会社は、紙製のエコ包装資材で海外市場進出を果たし、最も好評を博したのが紙ストローです。月の生産量は6億本、年間生産量は約70億本で、年間生産額は9000万元(約16億円)に達しています。

 このストローの出展側は「このような紙ストローはヨーロッパで非常に人気がある。エコでないプラスチックと異なり、紙ストローは落ちたら土の中で分解でき、環境を汚染しない」と紹介しています。

 ブラスチック制限令の発表後、エコ製品への人気は日増しに高まっています。武漢から訪れたバイヤーの王さんは、「国内では今、生分解性樹脂のポリ乳酸(PLA)商品の使用拡大に力を入れているので、さらなるエコを今回の購入基準の一つにしている。分解可能でリサイクル可能な製品により関心を持っている」と話しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News