【10月18日 AFP】ラグビーマオリ・オールブラックス(Maori All Blacks)代表で、スーパーラグビー(Super Rugby)のチーフス(Gallagher Chiefs)に所属するショーン・ワイヌイ(Sean Wainui)選手が18日、交通事故のため亡くなった。25歳だった。

 警察によれば、ワイヌイ選手は木に衝突する単独事故で命を落とした。

 スーパーラグビーの記録もつくった新鋭の死を受け、ニュージーランドのラグビー界では悲しみの声が広がっており、同国ラグビー協会(NZR)のマーク・ロビンソン(Mark Robinson)最高経営責任者(CEO)は「ラグビーにとって暗い一日」とコメントを発表。

 元オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)のソニー・ビル・ウィリアムズ(Sonny Bill Williams)氏もツイッター(Twitter)でその死を悼み、「同じチームでプレーしたことはなかったが、いつも相手としての立場から彼に宿るマナ(神秘的な力)を感じていた」と投稿した。

 CTBとしてプレーしたワイヌイ選手は、クルセイダーズ(Crusaders)でスーパーラグビーでのキャリアを開始し、2018年にチーフスに加入。今年6月のNSWワラタス(NSW Waratahs)戦では、個人としては歴代最多となる1試合5トライの新記録を打ち立てていた。(c)AFP