【10月18日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2021)は17日、男子シングルス決勝が行われ、大会第21シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)が3-6、6-4、6-1で第29シードのニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)を下し、優勝を果たした。

 1セットダウンからの逆転勝ちで、躍進のシーズンのピークに達したノーリーはこれが今季2勝目。決勝に進出したのは6度目で、今シーズンの勝利数は自己最多の47にまで伸びた。また、今回の優勝で自身初の世界トップ20入りも確定し、ダニエル・エヴァンス(Daniel Evans)を抜いて英国男子1位になることも決まった。

 ノーリーは試合後「とてもうれしい。今までで最も大きなタイトルだ」と喜び、「信じられない一週間だった。きょうはもっと長丁場になると予想していたが、最後は彼にいくつかミスが出た」と話した。

 英国勢のBNPパリバ・オープン優勝はノーリーが初めて。過去にはアンディ・マレー(Andy Murray)やティム・ヘンマン(Tim Henman)氏、グレッグ・ルーゼドスキー(Greg Rusedski)氏が決勝まで勝ち上がっていたが、全員トロフィーを掲げることはできなかった。

 一方のバシラシビリは今季3勝目を目指していたが、第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を破った準々決勝のようなベストのプレーを発揮できなかった。試合後には体調面で問題があり、それが最終セットの体力に影響したと明かしたが、詳細には触れなかった。(c)AFP/Greg Heakes