【10月18日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、CJカップ(The CJ Cup 2021)は17日、米ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)のサミットクラブ(The Summit Club、パー72)で最終日が行われ、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が通算25アンダーで優勝し、米ツアー通算20勝目を挙げた。

 このところのマキロイは、ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau、米国)のような飛距離を求めて調子を落とし、先月のライダーカップ(The 43rd Ryder Cup)でも失意の結果に終わっていたが、今大会では4度のメジャー優勝を果たした実力を披露。

 3日目にこの2年でベストの「62」を記録すると、最終日もほぼ完璧なプレーを見せ、史上39人目となるPGAツアー通算20勝を達成した。

「この数か月は他の誰かになろうとしていた」と明かしたマキロイは、「だが自分らしくいるだけで十分で、そうすればこういったことも成し遂げられることに気がついた」とコメントした。

 PGAツアー通算20勝目については「大きな成果」と語り、「永久シードを取るにはまだあと何年か必要だが、少なくとも20勝は手にした。素晴らしい成果だ」と喜んだ。

 最終ホールでイーグルを奪い「62」で締めたコリン・モリカワ(Collin Morikawa、米国)が1打差の2位、同じく米国勢のリッキー・ファウラー(Rickie Fowler)とキース・ミッチェル(Keith Mitchell)が3打差の3位に入った。松山英樹(Hideki Matsuyama)は通算10アンダーの59位タイだった。

 CJカップは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に伴う移動の問題により、2年連続で韓国から会場を移して開催された。(c)AFP