【10月18日 AFP】インド南部ケララ(Kerala)州当局は17日、大雨で地滑りと洪水が発生し、これまでに少なくとも25人が死亡したと発表した。生存者の捜索が進められている他、軍が救援物資を空輸している。

 沿岸部に位置する同州では15日夜から雨脚が強まり、河川が増水、道路が冠水したため、一部住民が孤立した。

 当局はAFPに対し、イドゥッキ(Idukki)、コッタヤム(Kottayam)両地区で地滑りと鉄砲水が発生し、これまでにそれぞれ11人と14人が遺体で発見されたと述べた。行方不明者数は確定できていないという。

 ピナライ・ビジャヤン(Pinarayi Vijayan)州首相は17日、数千人が避難しており、少なくとも100か所の避難所を開設したことを明らかにした。

 地滑りが発生したコッタヤム地区コーティカル(Koottickal)の女性は「家も子どもたちも流されてしまった」と、地元テレビ局マノラマ(Manorama)に語った。

 ソーシャルメディアに投稿された動画には、バスや車が水に漬かっている様子が映っている。

 ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相はツイッター(Twitter)で哀悼の意を表し、被災者らの支援を約束した。(c)AFP