【10月18日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2021)は17日、女子シングルス決勝が行われ、大会第21シードのパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)が7-6(7-5)、2-6、7-6(7-2)で第27シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)との激戦を制し、優勝を果たした。

 今大会は初戦を除き1セットも落とさず勝ち上がってきたバドサは、2度の大会制覇を誇るアザレンカに対してもメンタルの強さを見せ、3時間4分に及ぶ一戦を制した。

 バドサは試合後「こういう大会で優勝することを夢見て毎朝起きる」と話し、「努力を続けて、常に信じないといけない。カギは過程を楽しむこと」と続けた。

 過去唯一の決勝は今季のセルビア女子オープン(Serbia Ladies Open 2021)で、その際は対戦相手のアナ・コンジュ(Ana Konjuh、クロアチア)の途中棄権で勝利していたが、今回は最後まで戦って優勝を決められただけに、一層特別なタイトルとなった。

 一方、女子では初となる3度目のBNPパリバ・オープン制覇を目指したアザレンカは何度も劣勢から反撃し、拮抗(きっこう)したタイブレークの末に第1セットを落とした後も奮闘した。だが、最終セットのタイブレークでは先にリードを許すとそのまま立て直せず、最後はフォアハンドのウイナーで試合を決められた。(c)AFP