【10月31日 AFP】自動車業界の誰に聞いても、完全な自動運転が未来の移動の形だと答えるだろう。

 しかし、そこまでの道のりは長い。今はまだ運転操作の全責任は常にドライバーにある。

 自動運転の六つのレベルを見てみよう。

 レベル0:車は極めて限定的な運転支援機能を提供。自動緊急ブレーキ、後側方車両接近警報、車線逸脱警報などだ。

 レベル1:ドライバーのハンドル操作、ブレーキ操作、アクセル操作のどれかを支援する。車線中央維持機能や定速走行・車間距離制御装置に当たるが、これらがすべて搭載されているわけではない。

 レベル2:二つ以上のタスクが可能となる。ブレーキとアクセル、または車線中央維持などだ。しかし、あくまで運転の主体はドライバーだ。

 レベル3:渋滞など限定的な状況下で、大半の運転操作を自動で行う。システムから求められれば、ドライバーは操作を代わらなければならない。

 レベル4:車からまったくハンドルがなくなるかもしれない! 運転手がいないタクシー、バスを想像してほしい。車は完全に自動化され、ほとんどの道路状況と環境下で操作が可能になる。

 レベル5:どんな環境や天候であれ、昼夜いつでも自動で運転をする車に乗ってどこへでも行ける。これが完全な自動運転だ。(c)AFP