宇宙で映画撮影のロシア女優と監督、ISSから帰還
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【10月17日 AFP】国際宇宙ステーション(ISS)で世界初となる映画撮影を行っていたロシア人の女優と監督が17日、12日間の滞在を終えて地球に帰還した。
ロシア国営宇宙企業ロスコスモス(Roscosmos)が公開した中継映像によれば、女優のユリア・ペレシルド(Yulia Peresild)さんとクリム・シペンコ(Klim Shipenko)監督は予定通り、グリニッジ標準時(GMT)17日午前4時36分(日本時間同日午後1時36分)にカザフスタンに着陸した。
撮影隊の地球帰還には、6か月間のISS滞在を終えたオレグ・ノビツキー(Oleg Novitsky)飛行士が同行した。
撮影隊は今月、映画『挑戦(英題:The Challenge)』撮影のため、経験豊富なアントン・シュカプレロフ(Anton Shkaplerov)飛行士と共に、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)から打ち上げられた宇宙船でISSを訪れていた。
宇宙での映画撮影では、米人気俳優トム・クルーズ(Tom Cruise)さん出演で米航空宇宙局(NASA)とイーロン・マスク(Elon Musk)氏の宇宙開発企業スペースX(SpaceX)が協力するハリウッド(Hollywood)映画の計画が昨年明らかになったが、今回の映画プロジェクトが順調に進めば、ロシアが先んじることになる。(c)AFP/Evan GERSHKOVICH