【10月17日 AFP】ロシア当局は16日、ウラル(Urals)連邦管区で密造酒を飲んだ18人が死亡し、2人を逮捕したと発表した。密造酒により死者が出た事件は今月2例目。

 捜査当局によると、ロシア第4の都市エカテリンブルク(Yekaterinburg)でこの2週間に「健康に有害なアルコール飲料を販売した」人物が複数おり、「この飲料を飲んだ後、18人が死亡した」という。基準を満たさない商品の販売と過失致死の疑いで捜査が行われている。

 ロシアでは今月初めにも、南部オレンブルク(Orenburg)州で毒性の強いメタノール入りの密造酒を飲んで少なくとも36人が死亡した。

 2100万人が貧困ライン以下の生活を送る同国では、同様の事件がたびたび起きている。特に、生活水準の低い農村部に暮らす人々にとってウオッカの価格は法外なものとなっている。(c)AFP