【10月16日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2021)は15日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第27シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)は3-6、6-3、7-5で第24シードのエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)に逆転勝ちし、女子では大会史上初となる通算3度目の優勝に向けて決勝に進出した。

 通算2度の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)制覇を誇る32歳のアザレンカは、今季初、キャリア通算22回目の優勝を目指す中で、この日も安定したプレーを披露。今大会では1セットも落とさずに準決勝へ勝ち進んでいた中、オスタペンコの前に初めて1セットを失ったものの、その後は落ち着いて本来の実力を発揮した。

 もう一つの準決勝では、第21シードのパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)が6-3、6-3のストレートで第12シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)を退け、アザレンカとの決勝へ駒を進めた。

 2021年シーズンはここまで48勝を記録するなど、現在最も勢いのある一人であるジャバーから快勝を収めたバドサは、BNPパリバ・オープン初出場にして決勝進出を果たした。

 今季はセルビア女子オープン(Serbia Ladies Open 2021)で自身初の優勝を果たしており、今大会ではキャリア2勝目を目指している。(c)AFP/Greg Heakes