【10月16日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2021)は15日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)と第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)がそろって敗退した。

 第31シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)と対戦したズベレフは、第3セット5-2とリードしたところから挽回を許し、2本のマッチポイントをしのがれた末に6-4、3-6、6-7(3-7)で逆転負けした。

 ズベレフが敗れるのはウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)後ではわずかに2回目で、その間の成績はこれで20勝2敗となっている。

 先に行われた試合で第29シードのニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)と顔を合わせたチチパスも4-6、6-2、4-6でフルセット負けを喫した。

 バシラシビリはチチパスと3度目の対戦にして初白星。優勝した3月のカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2021)では、けがからの復帰明けだったロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を倒していたが、世界トップ3の選手からの勝利はキャリア初となった。

 ズベレフとチチパスが敗退したことで、4強に残った中では第21シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)がトップシードとなった。

 準決勝はフリッツとバシラシビリ、ノーリーと第23シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)がそれぞれ対戦し、17日の決勝進出を争う。(c)AFP/Greg Heakes