【10月16日 AFP】中国は16日、構築中の宇宙ステーションに向かう宇宙飛行士3人を乗せた宇宙船を打ち上げた。国営新華社(Xinhua)通信が伝えた。3人は過去最長の6か月にわたり宇宙ステーションに滞在する予定。宇宙大国を目指す中国の取り組みがまた一歩前進した。

 3人を乗せた宇宙船は長征2号F(Long March-2F)ロケットに搭載され、中国北西部のゴビ砂漠(Gobi Desert)にある酒泉衛星発射センター(Jiuquan Satellite Launch Centre)から日本時間午前1時20分過ぎに打ち上げられた。

 3人は宇宙ステーション「天宮(Tiangong)」で6か月間過ごす予定。滞在期間は別のクルーによる前回ミッションの2倍となる。滞在中は、ステーション構築に向けた設備の設置や技術の試験を行う。

 参加した飛行士には、2013年に中国で2人目の女性宇宙飛行士となった王亜平(Wang Yaping)氏(41)が含まれており、女性として初めて同ステーションに滞在する。(c)AFP