【10月16日 AFP】米政府は15日、外国人の陸路・空路による入国について、新型コロナウイルスワクチンの接種を条件に11月8日から全面的に解禁すると発表した。

 米国は昨年3月、新型ウイルス対策として、欧州連合(EU)、英国、中国、インド、ブラジルなどからの渡航者の入国を停止。メキシコ・カナダからの陸路での入国も禁止した。1年半以上にわたり続いた渡航制限により、人々は国外の家族と会えない状態が続き、観光業などへの影響も出ていた。

 日本からの渡航者は現在、入国にあたりワクチン接種は求められていない。先月発表された新指針の概要によると、航空旅客はワクチン接種を済ませた上で、出発前の3日以内に受けた検査で陰性となる必要がある。航空会社は、接触者追跡システムの導入が義務付けられる。(c)AFP