【10月16日 AFP】(更新)ノルウェーで13日、男が弓矢で5人を殺害した事件で、捜査当局は15日、男の精神疾患が犯行につながったとみられるとの見方を示した。男は医療施設への収容が命じられた。

 デンマーク人のエスペン・アンデルセン・ブローテン(Espen Andersen Brathen)容疑者はイスラム教への改宗者で、過激思想に傾倒しているとみられており、犯行を認めている。現在は医療施設に収容されており、精神鑑定を受ける予定だ。

 警察当局は記者会見で、現時点での捜査結果として「疾患が背景にあったという仮説が最も有力」と説明。しかし他の可能性も引き続き視野に入れており、「怒り、復讐(ふくしゅう)、衝動、ジハード(聖戦)、疾患、挑発」などの動機を調べているとした。

 当局は事件について、テロ行為の特徴があるとの見解を示していたが、現在は精神が不安定な人物による犯行だったとの説に傾いているとみられる。(c)AFP