【10月16日 People’s Daily】毎年「十一(10月1日)」ゴールデンウイークは中国経済の活力を観察するうえで重要な窓口となっている。今年は新型コロナウイルス感染症の影響にもかかわらず、人々の消費意欲は白熱している。商務部消費促進司の王斌(Wang Bin)副司長は次のように説明した。今年の国慶節(建国記念日)連休の消費は例年に比べ4つの傾向が際立っている。①地元消費、周辺消費、家にいながらの消費が新たなホットスポットとなっている;②グリーン消費、スマート消費、健康消費がより好まれる;③パーソナライゼーション、質が重視された需要が高まり、中間レベル・ハイエンド消費への熱意は衰えない;④オンラインとオフラインの融合が加速し、体験型、シーン化の消費需要が絶えず高まる。

 7月、8月のコロナ禍の影響で、多くの人の夏休みの旅行需要が開放されることはなかった。今年の「十一」GW期間中、「補償式」旅行の意欲が強かった。中国文化・観光部のデータセンターの推計によると、10月1〜7日に、中国国内の旅行者数は延べ5億1500万人、国内観光収入は3890億6100万元(約6兆8900億円)に達した。中国交通運輸部のデータによると、国慶節GW期間中、全国の交通運輸部門は延べ4億人以上の旅客を輸送する見込みだ。

 感染拡大封じ込め対策が常態化した中、人々の休暇・レジャーの形態も静かに変化している。今年の国慶節連休は、観光客の流れが主に省内に集中し、短時間、近距離、高頻度を特徴とする「軽旅行」「微休暇」「ホテルオタク」が人気を集めている。特別調査のデータによると、観光客の49.1%が省内の市をまたぐ観光に出かけ、昨年より4.1ポイント伸び、観光客の88.3%の旅行距離は300キロ以内となり、マイカーで旅行した人は55.8%で、昨年より10ポイント伸びた。

「国慶節連休に、花の販売量が大幅に伸びた」。盒馬花園(フーマーガーデン)の調達担当者は、花で生活を彩ることは、消費者にとって生活の質を向上させる一つの方法になっていると述べた。10月1 日から4日にかけ、フーマーの花の販売量は前年同期比290%増となった。

 京東(JD.com)の関連データによると、国慶節期間中、消費比率トップ5は家電製品、パソコン・事務備品、携帯電話・通信、飲食料品、デジタル製品だ。そのうち、北京市、上海市などで掃除ロボットの取引高は前年同期比で3割以上増加した。北京市、広州市(Guangzhou)などの健康モニタリング関連スマートデバイスの取引高は前年同期比で2倍以上増加した。質の重視、パーソナライズ消費は、より多くの人々の選択肢となっている。

 映画も国慶節大型連休消費の新たなホットスポットとなっている。中国国家映画局のデータによると、今年の国慶節大型連休期間中、全国の映画の総興行収入は43億8500万元(約777億円)に達し、国慶節の興行収入としては歴代2位となり、延べ観客数は9000万人を超えた。特に映画『長津湖』は、10月7日までに34億900万元(約604億円)の興行収入を記録し、続けざまに10以上の映画史上記録を更新し、国慶節の映画シーズンをさらに加熱させた。

 オフラインでの旅客数が増加したのも、オンラインでの注文が大幅に増加したのも、裏には中国の新型コロナ感染拡大防止情勢が好転したことで、人々の消費マインドが一層強まったことがある。美団(Meituan)のデータによると、飲食、宿泊、旅行、娯楽、モビリティなどの業務の全体消費データをみると、今年の国慶節期間中の総消費額は前年同期比で約3割増加し、2019年同期比で51.6%増加した。(c)People’s Daily/AFPBB News