【10月15日 AFP】英ロックバンド「コールドプレイ(Coldplay)」は14日、環境に配慮したワールドツアーを発表した。観客が動くことで発電する「キネティックフローリング」などを取り入れる。

 フロントマンのクリス・マーティン(Chris Martin)は英BBCに対し、今もプライベートジェットを使用しているため、批判される可能性があることを認めている。「飛行機に乗ることに反発する人についてはその通りだ。だからそれについて反論はしない」

 しかし「ツアーをしたいし、人と会ってつながりたいと思っている。だからできる限りクリーンな方法でやりたい」と語った。

 ツアー全体の温室効果ガス排出量を前回2016~17年の半分に減らす計画などを盛り込んだ「持続可能性への取り組み」のリストも公開された。

 キネティックフローリングはその一つだ。

 マーティンは「『ジャンプして』と呼び掛けるときは、本当に跳んだりはねたりしてほしい。そうしないと照明が消えてしまうから」と語った。

 また、チケットが1枚売れるごとに木を1本植える計画だ。前回ツアーの販売枚数は約540万枚だった。

 コールドプレイは公式サイトで「今回のツアーをできる限り持続可能なものにするために、また同じく重要なこととして、ツアーの可能性を生かして物事を前進させるために、この2年間、環境専門家と相談してきた」と説明している。(c)AFP