【10月15日 AFP】21MLBは14日、ナ・リーグの地区シリーズ(5回戦制)が行われ、王者ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)はコディ・ベリンジャー(Cody Bellinger)が9回に決勝適時打を放ち、宿敵サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)に2-1で勝利。シリーズ戦績を3勝2敗として、アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)が待つリーグ優勝決定シリーズに駒を進めた。

 ベリンジャーは相手守護神カミロ・ドバル(Camilo Doval)の球を低い打球で中堅右に弾き返し、ジャスティン・ターナー(Justin Turner)が二塁から生還した。ベリンジャーは今季打率.165、プレーオフに入っても14打数3安打と苦しんでいたが、一打で不振のシーズンを振り払った。

 他にムーキー・ベッツ(Mookie Betts)がポストシーズン自己最多となる1試合4安打を放ったドジャースは、トレード期限に加入したマックス・シャーザー(Max Scherzer)が9回裏に登板し、キャリア初セーブを記録した。

 ワールドシリーズ出場を懸けたブレーブスとの優勝決定シリーズ(7回戦制)は、16日に敵地で第1戦が行われる。

 一方、今季のレギュラーシーズンでドジャースを1勝上回る107勝を挙げ、西地区優勝を果たしたジャイアンツだが、プレーオフで初対戦となった長年のライバル相手にとどめを刺すことができず、ほろ苦い形でのシーズン終了となった。(c)AFP