【10月14日 CGTN Japanese】国家公園制度が中国で正式に導入されました。12日、雲南省(Yunnan)昆明市(Kunming)で開かれた国連「生物多様性条約」第15回締約国会議(COP15)の首脳サミットで、習近平(Xi Jinping)国家主席が第一陣に指定された5つの国家公園のリストを公表しました。

 この5つの公園とは、青海省(Qinghai)南部の三江源国家公園、福建省(Fujian)の武夷山国家公園、四川(Sichuan)、陝西(Shaanxi)、甘粛(Gansu)の三省をまたぐジャイアントパンダ国家公園、黒竜江省(Heilongjiang)と吉林省(Jilin)を跨(また)ぐ東北虎(アムールトラ)・東北ヒョウ国家公園、海南熱帯雨林国家公園の5地点です。保護地域は合わせて23万平方キロメートルに上り、国の重点保護野生動植物種の約3割が生息しているということです。

 また、正式導入に先立ち、中国は2015年から、12省の10地点で国家公園の試験的運用を行い、「国家公園設立規範」を整備しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News