【10月14日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2021)は13日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は第23シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)に6-4、4-6、3-6で敗れた。

 前月の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)で自身初の四大大会(グランドスラム)制覇を果たしたメドベージェフは、今大会1セットも落とさず4回戦にまで進出したが、この日はディミトロフに8連続でゲームを奪われた。

 第1セットを先取した世界ランキング2位のメドベージェフは第2セットもゲームカウント4-1とリードし、またしても快勝するかに思われた。しかしその後は歯車が狂い、アンフォーストエラーが増えるとサービスゲームも思い通りに進められなかった。

 第6ゲームでディミトロフがこのセット2度目のブレークを奪い2-4とすると、試合の形勢は変わった。続く第7ゲームをキープしたディミトロフは、さらに二つのブレークを奪って第2セットをものにし、最終セットでの傑出したパフォーマンスにつなげた。

 最後はメドベージェフのフォアハンドが伸び、ディミトロフが最初のマッチポイントで試合を終わらせた。

 ディミトロフは準々決勝で、第19シードのアスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev、ロシア)を6-1、6-3で下した第8シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)と対戦する。

 この日行われた他の試合では、第11シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)が第6シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)に6-3、6-3で勝利し、8強入りを果たした。(c)AFP