【10月13日 AFP】オーストラリア東部で12日、カンガルーを襲い14匹を殺したとして17歳の少年2人が訴追された。動物保護活動家らは、「悲劇的で無分別」な犯行を非難した。

 シドニーから南へ車で約4時間のベートマンズベイ(Batemans Bay)で9日朝、地元住民がオオカンガルー14匹が死んでいるのを発見した。うち2匹は子どもだった。

 後に逮捕された少年2人は、動物を撲殺した無謀行為の罪で訴追された。来月22日に少年裁判所に出廷する予定。

 野生動物保護団体「WIRES」は、現場を見た地元ボランティアや住民に「消えることのない傷痕を残した悲劇的で無分別な行為」だとフェイスブック(Facebook)に投稿した。

 被害に遭ったカンガルーのうち、子ども1匹は生き残り、住民に保護された。WIRESの地元支部代表は公共放送ABCに対し、施設に到着した時は「ほとんど生気がなかった」この1匹が、「驚くほど元気になっている」と語った。(c)AFP