【10月14日 Xinhua News】中国国家発展改革委員会は12日、石炭火力発電による電力価格の市場化改革をさらに深化させるとの通知を出した。概要は次の通り。

 石炭火力発電による電力価格を段階的に全て自由化し、市場での取引価格の変動範囲を現行の「上限は基準料金の10%以下、下限は原則15%以下」から「上限、下限ともに基準料金の原則20%以下」に拡大する。エネルギー多消費企業の市場取引価格には、上限20%の制限を適用しない。

 全ての商工業用利用者が電力市場から市場価格で電力を購入するよう促し、商工業用電力の定価販売を廃止する。中小・零細企業や個人事業主の電力使用については、段階的な優遇政策を実施するよう地方に働き掛ける。一般家庭や農業用の電力価格は安定を維持する。各地とも低価格の電源を一般家庭や農業用に優先的に用いるようにする。(c)Xinhua News/AFPBB News