【10月14日 People’s Daily】内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)オルドス市北部のクブチ(庫布其)砂漠は、中国で7番目に大きい砂漠で、かつては「死の海」とされ、管理不能とされていた。現在、砂漠の3分の1近くで、「砂が進んで人が退く」から「緑が進んで砂が退く」に変わり、生物多様性が徐々に回復し、生態環境が明らかに改善され、地域の黄砂の天気は20年前に比べ95%減少した。

「この目で見た緑化の風景に驚嘆させられた。クブチの治砂は、参考にすべき成功経験だ」。2019年6月、モンゴル国科学院国際関係研究所のバザルドルジ研究員は内モンゴル、河北省(Hebei)、浙江省(Zhejiang)など地域を視察した後、クブチ砂漠、ムウス(毛烏素)砂漠、フンシャンダク(渾善達克)砂地を例に、中国の治砂成功の経験をモンゴル国民に紹介する文章を寄稿した。「これは想像を絶する大計画であり、科学的研究に基づいた長年の努力の結果だ。何よりも国家の正しい決定であり、政府、企業、個人がお互いにうまく調和し、努力した成果だ」と強調した。

 クブチどころではない。中国の版図では、多くの砂地区でこのような喜ばしい変遷が起きている。リモートセンシング画像地図では、中国北方版図の黄砂の中の緑が、過去の点からつながって面的拡大をみせている。国連食糧農業機関(FAO)が発表した2020年『世界森林資源評価報告(FRA)』によると、過去10年間で、アジアの森林面積の純増が最も多く、中でも中国の森林面積は年平均で最も純増した。「中国は森林資源の保護を非常に重視している。現在、その面積は2.2億ヘクタールに達し、全世界の森林面積の5%を占めている」と、FAOの関係者は述べた。

 アントニオ・グテレス(Antonio Guterres)国連事務総長は、中国は世界で率先して土地の退化の「増加ゼロ」、砂漠化・砂化した土地面積の「ダブル減少」を実現し、世界が国連の2030年の土地退化の増加ゼロ目標の達成に大きな貢献を果たしたと評価した。

 統計によると、世界167の国と地域の20億人以上の人口が砂漠化の脅威にさらされている。近年、「一帯一路(Belt and Road)」沿線国と地域の砂漠化防止の交流と協力が絶えず強化され、中国の砂漠化防止の先進技術、ガバナンスモデルが普及している。2019年12月、中国が国連砂漠化対処条約(UNCCD)事務局と共同建設した世界初の国際砂漠化防止知識管理センターが、寧夏回族自治区(Ningxia Hui Autonomous Region)に設置され、第1期国際訓練班が開催され、15カ国からの21名の国際訓練生が研修に参加した。中国は砂漠化の害の受ける発展途上国のガバナンス能力の増強を支援し、発展の基礎をしっかりと固め、グリーン発展の道を共に歩むために努力を惜しまない。

 治砂は生存の問題であり、発展の課題でもあり、最終的な目的は砂地区の人々に豊かな生活をさせることだ。中国の砂地区と砂漠化した地域は全国の貧困県の約2/3、貧困人口の約80%が分布しており、生態系建設の重点地域であり、貧困脱却堅塁の主戦場でもある。中国は「政府の政策的支援、企業の産業化への投資、農牧民の市場化への参加、科学技術の持続可能なイノベーション」の協力メカニズムを確立し、投資に収益があり、農民に収入があり、生態環境に保障がある持続可能な発展の道を歩み出し、「中国の知恵」で世界の「地球の難病」の治療に貢献した。(c)People’s Daily/AFPBB News