【10月13日 AFP】21MLBは12日、ナ・リーグの地区シリーズ(5回戦制)が行われ、フレディ・フリーマン(Freddie Freeman)が決勝のソロ本塁打を放ったアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)が5-4でミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)に勝利し、3勝1敗でリーグ優勝決定シリーズへ駒を進めた。

 本拠地トゥルーイスト・パーク(Truist Park)にブルワーズを迎えたブレーブスは、両チーム点を取り合う展開の中、同点で迎えた8回裏2死からベテランのフリーマンが相手守護神ジョシュ・ヘーダー(Josh Hader)を攻略し、左中間スタンドへの勝ち越し本塁打を放った。

 フリーマンは、メジャー最高のクローザーの一人で、7月28日を最後に本塁打を打たれていなかったヘーダーから一発を放ったことについて、「とにかくしっかり振ろうというだけだった」と話し、「特にこれといった理由はない」と明かすと「試合を通じて感触は良かったし、試合前に取り組んだことがうまくはまった」とコメントした。

 この日のブレーブスは、2点差を2回追いつく展開だった。2-2の同点に追いついて迎えた5回には、ラウディ・テレス(Rowdy Tellez)に特大の2点本塁打を浴びて2-4と勝ち越されたが、その裏にすぐさま反撃し、ジョク・ピーダーソン(Joc Pederson)のゴロの間に1点、さらにトラビス・ダーノー(Travis d'Arnaud)の適時打で1点を返して追いついた。

 そしてフリーマンの本塁打で逆転して迎えた9回には、守護神ウィル・スミス(Will Smith)が最後にクリスチアン・イエリチ(Christian Yelich)を三振に切って取り、試合終了。チームは2年連続となるリーグ優勝決定シリーズ進出を決め、喜びを爆発させた。

 ブレーブスはロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)かサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)とワールドシリーズ進出を懸けて争う。ドジャースはこの日の試合でジャイアンツに7-2で勝利し、シリーズ戦績を2勝2敗の5分に戻している。(c)AFP