【10月13日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で12日、コルコバードのキリスト像(Christ the Redeemer)が建立90年を迎え、記念のミサが行われた。

 像の足元で開催予定だったが、悪天候により会場は市中心部にあるメトロポリタン大聖堂(Metropolitan Cathedral)に変更された。

 リオのオラニ・テンペスタ(Orani Tempesta)大司教はミサで「われわれリオ市民が見慣れているキリストは雲に隠れていることが多いが、いつもそこにいると分かっている」と述べた。

「依然として(新型コロナウイルスの)パンデミック(世界的な大流行)は続いているが、ワクチン接種が進んでいるおかげで見通しは明るい。昨年の暗雲は晴れつつある」

 像の建立90年を記念して、9月にはブラジルの作曲家モアシール・ルス(Moacyr Luz)氏が新曲「Alma carioca, Cristo redentor(リオ市民の魂、コルコバードのキリスト像)」をリリースした。

 また、ボトルに像をあしらったブラジルの蒸留酒カシャッサの銘柄「リディーマー(Redeemer)」も発売された。

 映像は今年3月に撮影したキリスト像。(c)AFP