【10月13日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2021)は12日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は靴ひもが切れるアクシデントに見舞われながらも、ワイルドカード(主催者推薦)のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を6-4、7-6(7-4)で下した。

 東京五輪の男子シングルスを制した24歳のズベレフは、2012年のロンドン五輪と2016年のリオデジャネイロ五輪の同種目で金メダルを獲得したマレー相手に両セットでリードを許す展開となったが、それぞれ巻き返して4回戦進出を決めた。

 ズベレフは、4回戦で第14シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)とケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)の勝者と対戦する。

 簡単なショットでミスをした後、ラケットを投げる場面が何度かあったマレーだが、第2セットで靴に問題が生じた際も集中力を維持したズベレフとは対照的だった。

 ゲームカウント3-3で迎えた第2セット第7ゲーム、ボールを追っている最中にズベレフの左の靴ひもが切れた。足元が不安定なままプレーを続行したズベレフだが、靴ひもを交換するためにゲーム間に長いブレークを取らざるを得なかった。

 ズベレフはその後の5ゲームのうち三つを奪い、試合をタイブレークに持ち込むと、3-0とリード。その後マレーの反撃に遭って5-4と迫られたが、最後はネット際の攻防を制して勝利した。(c)AFP/Greg Heakes