【10月13日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は12日、各地で第8節の試合が行われ、グループIのイングランドは1-1でハンガリーと引き分けた。ピッチ外では、アウェーのハンガリーサポーターと警察が衝突する騒ぎもあった。

 イングランドはロランド・サライ(Roland Sallai)のPKで先制を許したが、前半の終盤にジョン・ストーンズ(John Stones)のゴールで追いつき、引き分けに持ち込んだ。予選8試合で2回目となる勝ち点1に終わったが、11月のアルバニア、サンマリノとの予選ラスト2試合を前に本大会出場へ順調に近づいている。

 しかしピッチ外では、遠征してきたハンガリーサポーターが、試合前の膝つき抗議を行うイングランドの選手にブーイングを浴びせ、さらに数十人が警察と衝突するトラブルが起こった。

 警官隊との衝突が激しくなる中で、警棒を持った警官を突き飛ばす行為もあり、最終的には沈静化させられたが、スタッフに暴言を浴びせた一人が「人種的に悪質な公共の秩序への違反」で逮捕されている。

 イングランドとハンガリーの間では、9月に行われたハンガリーのホームゲームでもイングランドの選手が差別的なチャントを浴びたり、ものを投げつけられたりする問題が起こり、ハンガリー側に罰金と無観客試合の処分が下されている。(c)AFP