【10月13日 Xinhua News】中国青海省(Qinghai)にある三江源国家公園管理局の長江源園区可可西里(ココシリ、Hoh Xil)管理処によると、ココシリでのチルー(チベットカモシカ)の密猟は2009年以降、12年連続で発生していない。全面的で持続的な保護を受け、ココシリは以前の静けさを取り戻し、野生動物の生息数が増え続け、チルーの個体群数は約7万頭に達している。

 平均標高4600メートルのココシリは中国最大の無人地帯で、厳しい生息環境で知られるが、豊富な鉱物や野生動植物資源に恵まれ、チルーなどの野生動物の天国とされる。

 同地では1980年代、巨額の利益に目がくらんだ密猟者が大量に集まり、壊滅的な打撃をもたらした。20万頭以上だったチルーの生息数はわずか数年間で2万頭以下にまで激減した。

 中国政府は1996年にココシリ省級自然保護区の設立を承認、97年には国家級自然保護区に格上げした。同保護区は2016年、三江源国家公園の管理下に置かれ、同公園の重要な構成部分として厳格に保護・管理されるようになった。

 16年10月1日に「青海省ココシリ自然遺産地保護条例」が施行され、法的な保護が本格的に開始。17年7月7日には中国で51カ所目の世界遺産として登録されている。(c)Xinhua News/AFPBB News