【10月12日 AFP】フィリピン当局は12日、豪雨の影響で全土で洪水や土砂災害が発生し、少なくとも9人が死亡、11人が行方不明になっていると明らかにした。

 台風18号(アジア名:コンパス、Kompasu)は11日、フィリピンを通り南シナ海(South China Sea)へ抜けた。最も人口が多いルソン(Luzon)島では広い範囲で洪水が発生した。

 災害当局によると、内陸部にあるベンゲット(Benguet)州では土砂災害により4人が死亡、沿岸部のカガヤン(Cagayan)州では1人が水死した。ルソン島では7人が行方不明になっている。

 カガヤン州の報道官によると、主な幹線道路と橋が冠水したが、12日の時点で水は引いている。

 台風によりモンスーンの勢力が増し、西部パラワン(Palawan)州の村では鉄砲水が起こり、4人が死亡、4人が行方不明となった。(c)AFP