【10月12日 AFP】21MLBは11日、ナ・リーグの地区シリーズ(5回戦制)が行われ、アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)はジョク・ピーダーソン(Joc Pederson)の3点本塁打が飛び出して3-0でミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)に勝利し、シリーズ戦績2勝1敗とリードした。

 ブレーブスは5回にピーダーソンが救援投手のエイドリアン・ハウザー(Adrian Houser)から右翼スタンドに一発をたたき込み、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

 7月にシカゴ・カブス(Chicago Cubs)からトレードで加入したピーダーソンにとっては、再びとなる大舞台での一発となった。昨季はロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)でワールドシリーズ優勝に一役買ったピーダーソンは、ポストシーズンではキャリア通算11本の本塁打を放っており、プレーオフでの活躍ぶりから「ジョクトーバー(Joctober)」の愛称がつけられている。

 投げては先発のイアン・アンダーソン(Ian Anderson)が5回を投げて3安打、6奪三振でブルワーズ打線を0点に抑えると、ブルペン陣が残りの4イニングも相手打線を抑え込んだ。

 一方で王者ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)は0-1でサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)に敗れ、シリーズ戦績が1勝2敗となり敗退目前に追い込まれた。

 ドジャースは、先発マックス・シャーザー(Max Scherzer)が5回にエヴァン・ロンゴリア(Evan Longoria)のソロ本塁打を許し、8月にワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)から加入してからは初めての敗戦投手となった。

 一方でジャイアンツは、元ドジャースのアレックス・ウッド(Alex Wood)が5回途中まで投げて4奪三振で零封。その後のリリーフ陣も打線を抑え込むと、最後はカミロ・ドバル(Camilo Doval)が8回と9回を完璧に抑えた。

 トップシードのジャイアンツはこれでシリーズ戦績で勝ち越し、12日に再び敵地で行われる一戦での勝ち上がり決定に王手をかけている。(c)AFP