【10月11日 AFP】シカゴ・マラソン(Bank of America Chicago Marathon 2021)が10日、米イリノイ州シカゴで行われ、男子の部はセイフ・トゥラ(Seifu Tura、エチオピア)が優勝。女子の部は世界女王のルース・チェプンゲティッチ(Ruth Chepngetich、ケニア)が米国初レースで勝利を飾った。

 シカゴ・マラソンは昨年大会が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で中止になっており、これが2年ぶりの開催。暖かい風が吹く「風の街」の平たんな街路に、728日ぶりにランナーたちが戻ってきた。

 東京五輪のエチオピア代表に入れなかったトゥラは、終盤に抜け出して2時間6分12秒で勝利した。2019年大会は6位で、2018年には上海国際マラソン(2018 Shanghai International Marathon)とミラノ・マラソン(2018 Milano Marathon)で優勝。今年のミラノでは4位に入っていた。

 ゲーレン・ラップ(Galen Rupp、米国)が2時間6分35秒の2位、エリック・キプタヌイ(Eric Kiptanui、ケニア)が2時間6分51秒の3位に入った。鈴木健吾(Kengo Suzuki)は2時間8分50秒で4位だった。

 チェプンゲティッチはスタートから先行して2時間22分31秒でフィニッシュし、マラソン6戦目で5勝目を挙げた。エマ・ベイツ(Emma Bates、米国)が2時間24分20秒の2位、サラ・ホール(Sara Hall、米国)が2時間27分19秒の3位でゴールした。(c)AFP