【10月11日 AFP】サッカーUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2020-21)は10日、決勝がイタリア・ミラノ(Milan)で行われ、フランスはキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が決勝点を挙げてスペインに2-1で逆転勝利し、優勝を果たした。

 ミケル・オヤルサバル(Mikel Oyarzabal)にゴールを決められ64分に先制された世界王者フランスは、わずか2分後にカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)の得点で追いつくと、80分にはエムバペが逆転弾をマークした。

 今回の勝利は、スイスに黒星を喫して早期敗退となった欧州選手権(UEFA Euro 2020)での痛みを和らげ、強力なフランスがしっかりと前進していることを強調する結果となるだろう。

 欧州選手権の前に代表復帰を果たしたベンゼマは、仏テレビ局M6に「フランスで本当にタイトルを獲得したかった。そしてそれは今実現した」語った。

「このチームはとても強いし、絶対に諦めないということをきょうは示せたから、われわれは個性の強さを証明した」

 オヤルサバルの先制点で活気づくことになった一戦で勝利を収めたフランスは、他にもエムバペを経由してゴールを奪うチャンスがあったが、終盤にはスペインの反撃も浴びた。

 フランスのディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は、試合を延長戦に持ち込まれなかったとして、後半アディショナルタイムにジェレミ・ピノ(Yeremi Pino)の決定機を防いだGKウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)に感謝するかもしれない。

 決勝の前にトリノ(Turin)で行われた3位決定戦では、地元のイタリアがニコロ・バレッラ(Nicolo Barella)とドメニコ・ベラルディ(Domenico Berardi)の得点でベルギーを2-1で下した。(c)AFP